ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ライブラリー

三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話

マーシャ・ブラウン / 福音館書店


 小生が住む街、奄美大島の名瀬には県立の図書館がある(確か初代館長は島尾敏雄さん)。幼少時、学校の通学路にあったため足しげく通っていた。だがどれだけ記憶をたどっても、1人で行った記憶しか残っていない・・・

 そうか、私には友達がいなかったのか・・・・

 いやそうではない、好んで1人で行っていたのだ(多分)。考えてみれば、映画館にしろ本屋にしろ大体1人で行くものだと思っているし(映画は内容にもよるが)、そこは誰にも邪魔されたくはなかったのだろう・・・あの頃本について友達と話したことも無い(テレビアニメや漫画については大いに語ったが)。

 現在の職場にはささやかな図書室があり、日々子供たちが訪れる。あまり1人で来る子はいないのでちょっと驚いた。そこには絵本もたくさん置いてあり、懐かしくながめたりしている・・・。

 そこで気が付いた・・・私が好んで読んでいた絵本、有名どころでは「三びきのやぎのがらがらどん」「スーホの白い馬」「モチモチの木」・・・等々。

 ハードボイルドや三流冒険活劇、人情話が好きだった・・・。

 変わってない自分を垣間見た気がした(照)。

 そんな事を考えながら遠い目をして図書室で立っていたら、その周りでガキ共がいつものように騒いでいる。そして不思議そうに、怪しいものを見る目で私を見ている・・・。

 チガウ、チガウのだ・・・そんな目で見るな小童共。貴様らにもいつか分かる。

 とりあえず小生はいつものごとくこう言った。


 「図書室では静かにしなさいね(笑)」


 県立の図書館も移転され、かつての場所は道路になるらしく近くに何やら大げさな図書館が建っている。あの頃夢中になって読んだ絵本達は間違いなく宝物である。時を経て街の小さな図書室に仕事で関わっているのに幸せを感じている小生。

 そして楽しそうに話している子供たちに優しくこう言うのだ・・・


 小生「君たち、本読まないなら外へ行って遊んで来なさい(苦笑)」

 小童「えー!寒いよー!」

 小生「それじゃあ、学校の校庭でも公園でも何でもいいから走って来なさい(冷笑)」

 小童「えー!ありえ~ん!信じられ~ん!!」

 小生「走って来なさい(冷笑)」

 小童「ふざけんなよ~オッサン」

 小生「走ってこい(怒)」

 小童「・・・・・・・ハイ(泣)」


 やれやれだ・・・。
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by aonekoroman | 2009-01-13 19:03 | 本・映画・音楽  

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