妄想しよう・・・全ての人々よ

グミ・チョコレート・パイン

 
 この映画のヒロインのセリフで

 「人生ってグミ・チョコレート・パインだと思うの。」

 というセリフがある。映画(元は小説)の表題にもなっていますが・・・、

 世の中全てデザートだ(甘党だね)!何もかも食って食って喰らい尽くせ(いよっ)!!・・という意味ではなく、2・3歩チマチマ進んだり、ごぼう抜きで突き進んだり(水前寺清子さんの歌みたく)、それも決定権を得てからでないと進めないのよ人生は・・・という意味(多分)。

 ジャンケンゲームに人生を例えるとは・・・小娘が生意気言いやがる・・・まあカワイイからいいか。

 って違うバカ


 ハイ、いい映画でした。

 小生、元々はこの原作の大ファンであり、若かりし頃愛読しておりました。筋肉少女帯の大槻ケンヂ氏が自身の経験をもとに、妄想を膨らまして完成させた傑作小説なのです。小説はグミ編・チョコ編・パイン編の3部作で、チョコ編からパイン編が出版されるまで10年くらいかかってんじゃないかな。

 ん、そういえば・・・・

 パイン編をまだ読んでいなかった・・・・



 ん!いい映画でした(よし!)。

 監督は「有頂天」という80年代後半にインディーズ(ナゴム・レコード主宰:筋少もこっから出してたハズ)で活躍したバンドのヴォーカルやってたケラ(ケラリーノ・サンドロビッチだっけ)さん。大槻氏とは盟友であり、師弟関係でもあるようだ。
 このハナシ、何がいいって主役の高校生達(♂)がクラスの奴等から名前すら覚えてもらえないような、地味なキャラっていうのがいい・・・。
 夜な夜なアングラなレコード(ジョイ・デヴィジョン等)を仲間同士で聴きあさり、俗でショーモナイ会話で盛り上がる同級生を尻目に映画ノートを作成(いいぞ)・・・クラスのカワイイ娘に勝手な妄想を抱く(定番だ)。放課後は昼飯代をうかした金で名画座通い(あ、何か泣けてきた)・・・そこに大好きなあの娘が来て・・・

 って来るわけがない。来てたまるかバカヤロー。

 と、ここまでは現実世界とあまり変わらない(そうだよなキョーダイ)

 でも・・・

 来るんだねこの映画は・・・来ちゃうんだよ憧れの女子が・・・そんで石井聰互監督のオールナイト一緒に観て朝までマニアックトークときたもんだ・・・。

 ありえませんって・・・・もうね、大槻さんの妄想大爆発です。

 後は観てのお楽しみです(デタ)。小説も映画もオススメです。ただ、大槻ケンヂさんとケラさんでは芸風が違うので若干の温度差は否めませんが、どちらも大好きです。


 個人的に小生、大槻氏の小説「新興宗教オモイデ教」の映像化を望んでます(監督:大槻ケンヂで)。


 「グミ・チョコレート・パイン」の主人公は勿論大槻ケンヂさん自身がモデルです。彼にとって、放課後の名画座通いや日々の妄想は、無駄な時間ではなく、かけがえのない時間であったということです。グミ・チョコ・パインのジャンケンゲームのようなことをいつも一人でやっていて、ボンヤリと人生に不安を感じていたんだろうな・・。


 あれ、いいこと言うね・・。
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by aonekoroman | 2009-01-06 22:55 | 本・映画・音楽  

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