昼下がりの拭祥事

 雨の昼下がり

 2歳になる息子とお昼にカレーライスを食べていた。

 彼は少し風邪気味であったが、食欲はとってもあるのであまり心配はないかな。

 突然、神妙な面持ちになり、眉間に皺をよせたような人相である。

 声に出さずに身体を力ませている。

 まさかな・・・

 ふふ・・まさかだ。

 香ばしい匂いがカレーとブレンドされて食卓を包んできた。

 この国が未曾有の被害にあっている今、そんなことで食欲を失くすなんてことはできない。

 俺たちは日本男児だ。

 残さず食べましょう。

 だが、それはちょっとしたガス漏れであった。

 さぁ、気を取り直してカレーだ。

 カレーだ。


 食後に、今度は私がもよおしてきた。

 息子と2人きりの時は、トイレのドアを開けたままにしてそこへ、そこで赴く。

 これは小さい子どもをお持ちの方なら分かると思いますが・・

 そんなちょっぴり複雑なプライベートタイム。

 ところで、わが家には一匹の犬がいる。

 御年16才、人間でいえば80歳にはなる老犬だが、元気なもんだ。

 彼も同時にスキャットしているようだ。

 近くに彼のトイレもあるし、まず臭いで分かるってもんだ。


 惨劇はそこから始まった。


 済ませた犬がすっきりした顔で歩くその尻のまわりには

 まだアレが弱冠こびりついていた。

 なんといっても老犬である。

 名前を呼んでも聞こえやしない。

 耳が殆ど聞こえないのだ。

 だが貴様、飯の時は聞こえてるじゃないか?

 呼びもしないのに来るではないか。

 息子はといえば、食後の果物をほおばりながらジブリ作品を鑑賞中だ。

 時折、父の様子をうかがいに来てくれるのだが

 「優雨!大変!モモが!タイヘン!」

 「・・・・・・・・・うん!ヘン!モモ!ヘン!」

 そしてジブリへ・・

 私は勿論、動けやしない。

 八方塞りである。

 いくら叫んでも、頭をかきむしっても、泣いたって仕方がない。

 犬の粗相はここでは書けない事態に及んでいるはずだ。

 嗚呼・・

 こういう時はなんだっけ、西原理恵子さんの「ぼくんち」の二太くんのあれだ。


 「こういうときは笑うんや」


 だ。

 さぁ、笑おう

 「はっはっは!」

 (ダメだ)

 「はっはっはっはっはっはははっははははは」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・



 笑えないぜ。



 いつもなら5分はかかるスキャットを3分にアレンジした私は

 即座に犬を追っかけまわし、除菌の作業に勤しんだ。

 トランクス一丁(byカサリンチュ:マルコMEN)で

 するとその時だった。

 息子がやおらヤンキー座りを始め、本格的に唸り始めた。


 なぜ


 今


 この親不孝者め
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by aonekoroman | 2011-03-22 16:07 | 実録☆管理人の戯言  

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